2009年6月3日水曜日

信念曲げない

引用

日本郵政の西川善文社長の更迭を求めている鳩山総務相が3日、この問題に自身の進退をかける考えを強く示唆した。
鳩山氏は、同社の「かんぽの宿」売却をめぐる不手際などの責任を西川氏は取るべきだと主張し続けている。与党内には西川氏を小泉構造改革路線の象徴と見る向きもあり、西川氏を更迭すれば党内の路線論争に火がつく可能性もある。鳩山氏は自民党総裁選で首相を支え続けた盟友でもあり、首相は難しい判断を迫られた格好だ。
鳩山氏は3日午前、都内で記者団に、首相が西川氏の続投を容認した場合の対応について、記者団が「辞任も辞さないのか」と質問したのに対し、「私は信念を曲げることはしない。それで察してほしい」と語った。鳩山氏はこれまでも西川氏の辞任を求め、「最後の一人になっても戦う」「(続投を認可すれば)自らの正義感とか信念を捨てることになる」などと述べていた。
これらの発言について、鳩山氏は3日「政治家の言葉は軽々しいものであってはいけない」とも語った。
日本郵政は5月18日に指命委員会を開き、西川社長の続投を6月末の株主総会に提案することを決定している。ただ、総務相には、日本郵政の取締役人事の認可権限があり、株主総会で西川氏続投が決まっても覆すことが出来る。
元三井住友銀行特別顧問だった西川氏は、05年に小泉元首相が口説き、07年10月の日本郵政グループ発足と同時に初代社長に就任した経緯がある。
首相側近でもある自民党大物議員は、「西川氏は『三顧の礼』で政府が迎え入れたのだから、政府が辞めさせるわけにはいかない。鳩山氏は常軌を逸している」と鳩山氏を批判している。小泉構造改革を支持する議員にはこうした声が多い。
首相は公式には、この問題を鳩山氏の判断にゆだねる考えを示している一方で、周辺に「西川氏が自発的に辞めるなら別だが、政府が辞めさせることはない」とも語っている。民間企業となった日本郵政の社長人事に口を出すのは避けたい意向と見られる。
ただ、鳩山氏は、首相を支える議員でつくる「太郎会」の会長だ。仮に鳩山氏の辞任に発展すれば、「政権運営への打撃は計り知れない」(首相周辺)。
政府内では、鳩山氏の辞任回避に向け、妥協案を模索する動きも出ている。

 

公約も発言も撤回しまくりの自民党が、今さらという感じもしますけどね…

自分に痛みがないところだけ頑張っても、なんだか冷めた目でしか見れません。

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