2010年12月3日金曜日

ペットからの感染症に注意

引用

■免疫力低い高齢者増加/ペットを人間扱い
ペットなどの動物から人間にうつる「動物由来感染症」が今後、国内で増加しそうだ。背景にあるのは、高齢化やペットとの生活の変化。かまれたり、ひっかかれたりして感染し、中には死に至るケースもあり、専門家は「ペットから感染症がうつる可能性があることを認識してほしい」と警鐘を鳴らす。
感染症の病原体は哺乳(ほにゅう)類や鳥類、爬虫(はちゅう)類などが保有し、世界に数百種類あるとされる。最も身近な犬や猫からうつる可能性があるのは、かまれたりひっかかれたりすることで感染する「パスツレラ症」や「猫ひっかき病」などだ。
厚生労働省が注意喚起している「カプノサイトファーガ・カニモルサス感染症」では平成5~20年の間に国内で20~90代の18人が感染し、6人が死亡した。
これらの感染症の病原体は犬や猫が一般的に保有しているうえ、国は医師に発症患者の届け出を義務付けていない。そのため、実際の発症件数や重症者数、死者数は症例報告数よりも多いと思われるが、詳細は不明だ。
しかし、近年のペットブームによるペット数の増加▽免疫力の低い高齢者の増加▽ペットを人間同様に扱う習慣の一般化▽屋内でペットと一緒に過ごす時間の増加-など、人とペットを取り巻く環境は大きく変化。国立感染症研究所の今岡浩一・獣医科学部第一室長(48)は「今後、動物由来感染症は増加する可能性もある」と推測する。
特に注意が必要なのが、持病がある高齢者。カプノサイトファーガ・カニモルサス感染症で死亡した6人は50~90代の高齢者だった。核家族化や高齢化で1人暮らしとなり、癒やしのアイテムとして家族代わりにペットを飼う高齢者は多い。口移しで餌を与えたり、顔をなめさせるなど過剰な接触を避け、食べ残しの餌や抜けた毛、糞尿(ふんにょう)などはすぐ掃除し、飼育場所を清潔に保つことなどが大事だ。
ペットフード協会によると、平成21年に飼育されていた犬猫は全国で約2234万匹で、6年の約1・4倍。ペットの飼育は今後も増加するとみられ、動物由来感染症に対する注意が必要だ。
今岡室長は「ペットとの接触を過剰に怖がることはない。ただ、ペットと暮らす際には感染症のリスクもあるということを知り、体に異変が出た場合はすぐに病院に行くことを心掛けてほしい」と話している。

 

こう聞くと怖いですね。

全体からするととても少ないケースなんでしょうけど…

予防接種とかないのでしょうか。

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